LGBTQ図書

LGBTQ図書

プライドセンター大阪にあるLGBTQ関連の本を、スタッフが順次紹介しています。
これらの本は、センター内で閲覧することができます。

本を検索する

2023年12月11日

作りたい女と食べたい女

こんにちは!!スタッフのRです!
本日は、ゆざきさかおみ作 「作りたい女と食べたい女」を紹介します!

料理を大量に作るのが好きだけど少食の主人公と食べることが大好きな隣人が出会います。
始めはただのお隣さんであり距離があるものの、少しずつ手作り料理を通して仲を深めていきます。
何気ない日でも一緒に食事をしていたある日、転機が、、、

料理の描写も美しく、誰でも楽しめる漫画だと思います!センターに来た際はぜひ手に取ってみてください!

作りたい女と食べたい女
2023年11月13日

片想い

こんにちは。スタッフのTです。
今回は、東野圭吾さんの『片想い』という本を紹介します。
この物語は、元帝都大アメフト部員の哲郎が、10年ぶりに再会した、元「女子」マネージャーの日浦美月から、自分は男性であり、殺人を犯してしまったという告白を受けることから始まります。

哲郎と、妻で同じく元マネージャーであった理沙子は、美月をかくまうことを決め、美月が関わったという殺人事件の真相を知ろうと駆け回ります。2人は美月を守り抜くことができるのでしょうか?

葛藤を抱えながら、自分らしく生きたいと願う大切な人を守り、その願いを叶えようとする登場人物たち。東野圭吾さんが描く壮大で複雑なミステリー作品ですが、事件の全貌が浮かび上がってくるにつれて、ジェンダーとは何なのか、性別とは何なのかについて深く考えさせられる一冊です。

センターにお越しの際は、ぜひ手に取ってみてくださいね!
片想い
2023年8月8日

十一月のマーブル

こんにちは。スタッフのTです。
今回は、戸森しるこさんの『十一月のマーブル』という本を紹介します。

小学6年生で左利きの波楽が、自身のルーツや同級生レンとの関係をめぐって繰りひろげられる物語です。

11月にとうさんの部屋で偶然見つけた1枚の葉書をきっかけに、波楽は「ほんとうのこと」を知るために動き出します。いったいどんな真実にたどり着くのでしょうか?

最後まで読んでから、もう一度プロローグを読み返してみてください。読み始めたときには想像できないような、物語に込められた想いや意味に気づくことができると思います。

児童向けの本ですが、大人も楽しめる、互いを思いやることの大切さに気づかされる一冊です。

センターに来た際は、ぜひお手に取ってみてくださいね!
十一月のマーブル
2023年5月16日

ぼくのスカート

皆さんこんにちは!スタッフのTです。

今回は、ピーターブラウン文・絵(日高康晴訳)の『ぼくのスカート』という絵本を紹介します。

この絵本の主人公はフレッド。
いつもはだかんぼで家中を走り回ります。

そんなある日、フレッドはお父さんとお母さんのクローゼットに入ります。
服を着たことのないフレッドは、そこで何を見つけるのでしょうか。
お父さんとお母さんはどんな反応をするのでしょうか。

「自分らしく」いるとは何かを考えさせられ、
「自分らしく」いたいあなたをそっと応援してくれるような、温かい絵本です。

センターにお越しの際は、ぜひ手に取ってみてください!
ぼくのスカート
2023年5月16日

自分らしく働くLGBTの就活・転職の不安が解消する本

皆さんこんにちは!スタッフのTです。

今回は、星賢人著の『自分らしく働くLGBTの就活・転職の不安が解消する本』という本を紹介します。

この本は、ゲイの当事者として就活に失敗した経験を持つ著者が、「自分らしく働く」ことを望む皆さんの不安にひとつひとつ向き合い、解決策を丁寧に解説しています。

どのタイミングでカミングアウトするのか、どんな服装で面接に臨めばよいのかなど、イラストも交えながら分かりやすく説明されています。就職活動や転職活動のノウハウも抑えられる一冊です。

先輩の体験談も掲載されているので、今就活や転職で悩んでいる方は、この本の中にロールモデルを見つけることもできるかもしれません。

センターに来た際は、ぜひお手に取ってみてください。
自分らしく働くLGBTの就活・転職の不安が解消する本
2023年2月28日

ぼくのほんとうの話

こんにちは。スタッフのKです。

今回は、「ぼくのほんとうの話」という漫画を紹介します。
この作品は、男性BL作家のうさきこうさんが、小学3年生のときに初めて恋をした男の子との体験談を基にしたコミックエッセイです。
漫画で描かれているので、子どもから大人まで、文章を読むのが苦手な方でも気軽に読むことのできる作品になっています。

当事者の方は共感できる部分があるかもしれません。
当事者でない方は、このお話を通して、当事者がどのような形で自身のセクシュアリティに気づくのかを知ることができます。

センターに来た際は、ぜひお手に取ってみてください。
ぼくのほんとうの話
2023年2月28日

性別「モナリザ」の君へ。

こんにちは。スタッフのKです。
今回は、「性別「モナリザ」の君へ。」を紹介します。

この本で描かれる世界は、人間は無性別で生まれ、12歳を迎える頃に自分がなりたい性へと変化していき、14歳になる頃には男性か女性へと姿を変えていきます。
しかし、主人公は18歳になっても無性別のままです。同い年の幼馴染2人は、1人は男性になり、もう1人は女性になりました。
そして主人公が、その2人に告白されることから物語は動いていきます。

一見すると恋愛ストーリーに思われますが、現代の様々な問題に落とし込める描写もあるため、性別とは何かと考えさせられる作品です。

また、タイトルに用いられている「モナリザ」はレオナルド・ダヴィンチ作の「モナリザ」からきています。
主人公の無性別な症状も、作品のなかでは「準モナリザ症候群」という名前が付けられています。なぜ「モナリザ」なのでしょうか。
また、幼馴染2人から告白された主人公は今後どのような選択をするのでしょうか。

センターに来た際は、ぜひお手に取ってみてください。
性別「モナリザ」の君へ。
2023年2月22日

ピンクとブルーに分けない育児 ジェンダー・クリエイティブな子育ての記録

こんにちは、スタッフのNです!

今回ご紹介するのは、
カイル・マイヤーズ:著/ 上田勢子訳
『ピンクとブルーに分けない育児 ジェンダー・クリエイティブな子育ての記録』
です。

この本は、社会学者としてジェンダー研究を行なっていた著者とパートナーが妊娠をきっかけにはじめた”ジェンダー・クリエイティブ”な子育ての記録です。
男女二元論にとらわれず、自ら自分のジェンダー・アイデンティティを発見できるように子を育てていくにはどうしたらいいでしょうか?
そのヒントとなるようなアイデアが本書には随所に記されています。

著者とパートナーは、子どもに何事にも縛られずさまざまな体験をしてほしいと願い、限りなくジェンダーニュートラルに子育てを進めて行きます。
それは周囲の理解が必要なことでした。
服や玩具から、pronounce(代名詞)まで、生まれたその時から様々にジェンダーに基づく社会規範から内包されていく概念を、我が子に強制的に当てはめたくない。
そのためには家族や友人、教育者など周囲の人々が子どもに決めつけた押し付けをしないことが必要で、著者たちはそのことを丁寧に説明して行きます。
はじめは戸惑いながらも周囲の人々も徐々に自分たちがいかに男女二元論を前提に様々なことを決定してきたかと言うことに気がついて行きます。

わたしたちは日常で何気なく、出生時に割り当てられた二元的な性別に沿って育てられるのが自然なことであり、そのことがもっとも将来の幸福につながるジェンダー観であると考えがちです。
しかし、著者の子どもは結果的にのびのびと成長していき、多くのことを自らで発見して決定して行きました。
全てを著書と同じように子育てをしていくことはひょっとしたら勇気がいることで難しいことかもしれません。けれど、可能な限り決めつけから自由であるための、多くのアイデアやヒントも読み取ることができる本だと思います!

ぜひご一読ください!
ピンクとブルーに分けない育児 ジェンダー・クリエイティブな子育ての記録
2023年2月22日

子どもを守る言葉『同意』って何? YES、NOは自分が決める!

こんにちは、スタッフのNです!

今回ご紹介するのは、
レイチェル・ブライアン:著/ 中井 はるの:訳
『子どもを守る言葉『同意』って何? YES、NOは自分が決める!』
です。

この書籍では大丈夫なこととイヤなことの境界線「バウンダリー」を自分で決めること、自分のことは自分で決めることができること「自己決定権」を中心において、「同意って何?」ということをやさしい言葉で教えてくれます。

バウンダリーは個人個人で、あるいは時と場合によって異なるので、コミュニケーションの中でお互いに相手が何に同意しているのか、

・相手に伝えること
・相手の言うことを丁寧に聞くこと
・一度決めたことでも変わっていいこと
など、大切なことがイラストや具体例を使って書かれていて、とてもわかりやすいです。

インターネットや新しい技術などでコミュニケーションやわたしたちを取り巻く社会は日々目まぐるしく変化していきますが、どんな環境下でも「同意」「自己決定権」「バウンダリー」という概念は、家族や友人、恋愛や性的同意などさまざまな人間関係において、子どもに限らず誰もが誰を相手にする時にも尊重されるべき基本的でとても重要なことだと思います。

是非この本をきっかけに「同意」について考えてみてください!
子どもを守る言葉『同意』って何? YES、NOは自分が決める!
2023年2月14日

ホオナニ、フラおどります

みなさん、こんにちは!スタッフのMです。

今回紹介するのは、絵本、ヘザー・ゲイル文/ミカ・ソング絵/クウレイナニ橋本訳「ホオナニ、フラおどります」です。

主人公のホオナニは、ずっと「自分は男と女のまんなかにいる」と思っていました。 ある日、学校で高校生男子フラのチームがつくられる事になりました。メンバーに入りたいホオナニは「メンバーは、オーディションできめます」との先生の声で、自分もオーディションに参加する事にします。

この絵本は、ハワイ州ホノルルのホオナニ・カマイという実在の人物をモデルとしています。「自分を信じて、つよく、しっかりと」の言葉を胸に、フラに一生懸命なホオナニに勇気をもらえるお話です。

ホオナニ自身の感情にも、ホオナニの周りの人々の感情にも注目です。

ハワイの文化やマフーについて学びたい方、ホオナニに勇気づけられたい方、センターにお越しの際には、是非読んでみてください〜。
ホオナニ、フラおどります
2023年2月14日

The HIPS on the DRAG QUEEN Go Swish, Swish, Swish

みなさま、こんにちは!スタッフのMです。
今回紹介するのは、絵本、リル・ミス・ホットメス作/オルガ・デ・ディオス絵「The HIPS on the DRAG QUEEN Go Swish, Swish, Swish」です。

この絵本では、カラフルでキラキラのゴージャスなドラァグクイーン達に合わせて、声に出してリズムを楽しむことができます!

クイーン達と、リズムにのって踊りながら街を歩きましょう!

絵本の中でクイーン達がパフォーマンスしてくれます!

文字を読むのも、絵を見るのも、とっても楽しい絵本ですので、是非センターにお越しの際には、手にとってみてください〜。
The HIPS on the DRAG QUEEN Go Swish, Swish, Swish
2023年2月13日

A Family is a family is a Family

みなさま、こんにちは!スタッフのMです。
今回紹介するのは、絵本、サラ・オレアリー作/キンレン絵「A Family is a family is a Family」です。

お話は、教室の子ども達に先生が「あなたの家族を特別にしているのは何?」と問うことから始まります。子ども達が、それぞれ次々と自分たちの家族を特別にするものを紹介していきます。

この絵本ではLGBTQ+に限らず、多様な家族像が紹介されています。
決まった「家族観」なんてものは無く、全ての家族が特別であると、教室の子ども達と彼らの家族を通して自然に学べます。

英語がわかる方はもちろん、英語がわからなくても、優しいタッチの可愛い絵で描かれた色んな家族を見て「多様な家族が存在しているのだな〜」って感じることができると思います!

センターにお越しの際には、是非手にとってみてください。
A Family is a family is a Family
2022年12月2日

13歳から知っておきたいLGBT+

皆様はじめまして!スタッフのHです。
今回ご紹介するのはアシュリー・マーデル著「13歳から知っておきたいLGBT+」。
数年前、私LGBTについて勉強するために私が最初に読んだ本で、今でも時々読み返しています。
この本では、LGBTQIA+について、様々な観点から詳しく、やわらかい言葉で書かれています。
驚くべきは、記載されているセクシュアリティと体験談の多さ!巻末の用語解説を見るだけでも、性の多様性ってこんなにあるんだ、と感じることができます。

自分のセクシュアリティを言語化したいけど、知っている言葉だといまいちしっくりこないなあ……ともやもやしている人。
自分を表す言葉は決まっているけど、他にどんなセクシュアリティがあるのか知りたい人。
そもそもセクシュアリティってそんなに種類があるの?と不思議に思う人。

もちろん上記に当てはまらなくても、LGBTについて詳しく学びたいあらゆる方にオススメしたい入門書です。
ご来館の際には、ぜひお手に取ってみてくださいね。
13歳から知っておきたいLGBT+
2022年11月27日

イラストで学ぶジェンダーのはなし

スタッフのKです。
今日は、「イラストで学ぶジェンダーのはなし」を紹介します。

この本はジェンダーに関する用語の説明、歴史、社会課題等を個性的なイラストでわかりやすく説明しています。

スタッフのおすすめポイントは著者の経験談が詳しく述べられている点です。
私が今まで読んできたジェンダーの基本的な知識を得られる本は、一般論がメインで当事者の例があまり詳細に書かれていませんでした。
しかし、この本は知識にプラスして経験談があることにより、リアルに当事者の人生を知ることができ、深い理解を得られます。
またイラストもあることで、学術書よりも抵抗感なく読むことができます。

ジェンダーに関する知識を得たいのなら、ぜひこの本を手に取ってみてください。
イラストで学ぶジェンダーのはなし
←もどる
つぎ→
毎月寄付応援する
English