1月19日(日)、プライドセンター大阪で、LGBTQ+と教育について考える第三回「虫めがねの会in大阪」を開催しました。
虫めがねの会に参加された先生のレポートをご紹介します!
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今回は17名(スタッフ含む)が参加され、半数以上が初めてプライドセンター大阪を訪れた方でした。現職の教員だけでなく、NPO職員や市職員など子どもに関わる多様な立場の方が参加していました。
自己紹介に始まり、プライドセンター大阪の施設や事業の案内の後に、プライドセンター大阪の教育プログラムの冊子についての案内がありました。教育プログラムは、主に中高生を対象に作られたもので、今のところセンターを訪問した学生(グループやクラス単位)に対して行うことになっているようです。冊子は、LGBTQ+の歴史や、現代の世界における状況などだけでなく、社会を変えるチェンジメーカーになるための方法などを知ることができる内容になっています。講座を受けて、更に詳しく調べたい生徒には、QRコードから資料に飛べるような案内もありました。
参加者には、中学校の養護教諭も複数名いて、実際に自分の勤務校の生徒を連れてくる際に、学年全体で受講するにはどうしたらいいのかなど、訪問に向けての具体的な質問もありました。また、感想では、中高生が飽きずに考えられるような工夫がなされていること、LGBTQ+だけでなくチェンジメーカーというテーマは、他の課題にも当てはまり多くの生徒の心に響きそうだという高評価のものや、こうしたら更に分かりやすいのではといった提案も出されました。
その後、参加者から小学校でのジェンダー教育の実践の報告や、NPOとして学校で出前授業をする際に気を付けていることなどの報告があり、活発に意見が交わされました。
最後に、主催者側から新年度も虫めがねの会を継続して行っていきたいという旨が話されると、「また参加したい」という参加者も複数名いました。実際に交流の場を求めている教員もおり、今後の大阪での「虫めがねの会」開催に関する期待の高さが伺えた会でした。
※この事業は「赤い羽根福祉基金」の助成を受けて実施しています。