2025年5月17日(土)に開催した、「プライドクルーズ大阪2025」のレポートをお届けします!
今年で4回目の開催となった「プライドクルーズ大阪」。今年のスローガンは、「虹の都(みやこ)、大阪へようこそ!」。大阪・天満橋の常設LGBTQセンター「プライドセンター大阪」の3周年を祝福するとともに、街に向けてセンターの存在を広め、LGBTQへの理解を深めることを目的に実施しました。 本イベントは、西日本旅客鉄道株式会社、積水ハウス株式会社、公益社団法人Marriage For All Japan -結婚の自由をすべての人に、THE GARDEN ORIENTAL OSAKAの協賛、および大阪水上バス株式会社、一本松海運株式会社の協力をいただき、大阪府、大阪市、公益財団法人大阪観光局の後援のもと実施しました。
5月1日より、Osaka Metro天満橋駅のデジタルサイネージにて本イベントの告知をしました。
イベント会場内には、LGBTQに関するチラシ配架のほか、Marriage For All Japan、THE GARDEN ORIENTAL OSAKAがそれぞれの取り組みを紹介するブースも登場しました。甲南大学文学部社会学科関ゼミ&学生グループ「からふる」ではメッセージを集める企画を実施しました。
プライドセンター大阪の 「学びブース」 では、プライドセンター大阪についてのパネル展示、LGBTQやセンターについてのクイズを出題し、正解者にはレインボーフラッグの配布をしました。オリジナル缶バッジのガチャガチャも好評でした。
また今回は飲食ブース「リバーサイドカフェ」がオープン!おいしい焼き芋やスモーブロー、カレー、ドリンクなどを楽しむことができました。
12時からのランチタイムトークセッションでは虹色ダイバーシティ代表の村木から、プライドセンター大阪設立時の思いや現在の活動状況を紹介しました。そして、プライドクルーズ大阪のロゴが初公開されました!記念すべき瞬間でした。フラッグにはイベントのミッションである、「FUN, LEARN, TOGETHER」が掲げられています。
また、続いて実施された「これからどうなる?同性婚」トークセッションでは、今年3月の大阪高裁判決を受けて、弁護団の三輪弁護士から同性婚訴訟の状況と今後の動きについて、お話を伺いました。
いよいよメインプログラム「水上プライドパレード」の時間になりました。出航前のセレモニーではエイサーグループ新虹(あらぬーじ)による演舞がありました。迫力ある演舞で会場は大盛り上がり!クルーズにも期待が募ります。当日は天候が不安定でしたが、水上プライドパレード出航時には雨が止みました!
15時15分、いよいよ水上プライドパレードが出航! 今年は昨年より2隻増え、計5隻の船が航行しました。、川の駅はちけんや側からもレインボーフラッグを掲げて「いってらっしゃい!」と、約45分間のパレードを盛大にお見送り!乗船したのは、全国のLGBTQ支援団体やプライドパレード実施団体、プライドクルーズ大阪およびプライドセンター大阪の協賛企業・関係団体の皆様と、学生などのユースやプライドセンター大阪の来館者の方々など。今年は初めて若者向けの「ユース船」も登場し、次世代の参加者による新たな広がりも感じられました。
川沿いのお店のテラス席からもレインボーフラッグを振り、応援してくださっている方々の姿を見て、胸が熱くなりました。
最後はイベントクロージングおよびフォトセッションを実施しました。 17時の終了時間まで参加者同士の交流やリバーサイドカフェでの飲食などで盛り上がって閉会を迎えることができました。
イベントの感想の一部をご紹介します。
「楽しかったです!周りの方々が手を振ってくださり、とても嬉しかったです」
「5周年に向けて頑張ってください」
「多くの方々が地道に活動されている事がわかってよかったです」
「プライドクルーズ大阪2025」には、総勢500名の方にご参加いただき、クルーズには180名が乗船しました。また、今年から新たに、運営ボランティアと撮影ボランティアとして活動いただく方を募集し、当日は6名の方に参加いただきました。
参加いただいた皆様ならびに協賛団体・協力団体・後援団体の皆様、プライドセンター大阪の協賛企業の皆様、各国総領事館の皆様、本当にありがとうございました。 来年の5周年はさらにパワーアップしてこのクルーズイベントを開催したいと思っておりますので、引き続きのご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします!